昨日事務所にいたら、太鼓のドンドンという音が聞こえてきました。
何かな?
近くの保利神社の秋の祭礼から聞こえてくる、太鼓の音でした。
ちょっと、のぞいてみることに。
提灯の灯りにの彩られた鎮守の守り、境内では少ないながらも屋台が数件。本殿では、お神楽がひっそりと奉納されている様子。
時間がもう遅いのか(19:30)、境内の人出はまばらで、寂しげでした。
私はこの近隣の生まれで、子供のころから保利神社は懐かしい場所。
小学校時代、お祭りで子供神輿を引っ張り、ゴールでお菓子をもらうのが楽しみでした。
夜になって、友達と一緒にお祭りに行き、屋台を楽しんだものです。
当時はもっと大きな、広い境内、にぎやかな屋台、まぶしいお祭りの光景も、
小さく、暗い様相にもの悲しく感じられます。
時代とともに、神社に足を運ぶ子どもたちも減り、
祭の人でも少なくなったせいか、屋台も3軒に。
普段はもっと寂しく、大木に囲まれた境内はひっそりと、ひんやりとしています。
時々、境内を近道横切り人は見かけますが、
行事がなければ、訪れる人は少ないようです。
保利村の住人も年を取り、いずれこの神社の維持も難しくなってくるのでしょうね。
市内には、このような神社が点在しており、
普段管理する人もなく、神主さんがいくつかの神社の神主を兼ねておられるようです。
大きな観光神社でなければ、維持管理も困難となってくるのはやはり時代の流れ。
お寺も同様な状況を迎えつつあります。
今後どのような流れになっていくのか、地域コミュニティ自体変容していくのか・・・
10年後、20年後が保証されているわけではありません。
存在意義どう示すのか、これからの動向を見守っていきたい。