来週火曜日はハルカスの歌声サロンがあるので、歌う歌の選曲をしていたのだが、
1月松の内もすんでいるので、正月気分気分は削除、冬の歌をチョイスしたところ、
昨年も1月だったから、ほぼ同じ曲目になってしまいました。
まあ、1年たっているからいいかな。
誰でも歌える歌、みんなで歌える歌、特に高齢者向きの歌だと、
童謡、唱歌となり、1年サイクルで同じ歌を歌っていることが多いです。
そのあたり気になるところですが、歌って声を出すことに意味がある歌声サロンですから。
今日の新聞に、阪神淡路大震災後の復興住宅の借り上げ期間が終了し、
市営住宅に入居している高齢男性の記事が載っていました。
高齢となり、健康も害し、外に出ることもままならず、
住み慣れた住居からやむなく転居後、話す人もいなくなって、寂しさが増した。
訪れるのは、ヘルパーさんと訪問員さんだけとなり、
話す機会もほとんどない状況が続いているとのこと。
このような状況は被災者だけではなく、多くの独居高齢者に通じる状況です。
特に男性は顕著で、独居者男性の独居死亡者の割合は女性に比べて、
7:3となっています(大阪府監察医事務所死亡統計より)
今後ますます独居高齢者が増える状況となっていく近未来。
確かに私たちが開催している歌声サロンもほぼ女性です。
歌ったりおしゃべりしたり、楽しく時間を過ごしておられます。
どうすれば男性を引っ張り出せるか?
これは今もこれからも大きな課題でしょう。
なんとなくおしゃべりしながら時間を過ごすことのできない男性たち、
歌を歌うことも意味がないと考えているのでしょうね。
男性を引っ張り出すには、何か意味を持たせることがおそらく必要なんでしょう。
個を尊重した集まりが必要なのかもしれません。
そしてなにより、自分から一歩踏み出してもらわないとだめだしねぇ。
習慣性を持つことが、孤立死の対策にも有効です。
いつも○○にきているのに、途絶えることで発見に至ったケースもあります。
孤立死を防ぐ、そのための1歩を促す支援も必要なのです。
個を尊重する居場所づくり、考えていかなければいけない課題なのでは。