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弔いのプロの果たす役割

今朝の朝刊に、この感染症の広がりが「猿の惑星」を想起させたという寄稿をみかけた。

人間が滅ぶ要因となったのが、感染症による。

確か、認知症予防の治験にチンパンジーを使い、その中の賢いチンパンジーが現れ、

脱走、人間との戦いが始まりが、猿の惑星の要因となっている。

アメリカ映画では、様々な人類が滅びるまたは社会が崩れる映画が多くある。

「バイオハザード」(日本のゲームがもと)

「ウォーキングデッド」(テレビ映画)

なども、感染症の爆発により、文明が滅びてしまう物語である。

アッというまに世界中に感染症が広がってしまう。

 

ふと思ったのは、こういったイメージがあり、

異常なほどの怖がり方をしているのだろうかと思った。

死後処置のことである。

コロナ感染症で死亡した場合、普通の死後の弔いができず、

24時間以内に遺族立ち合いもなく火葬に付される。

収骨もできない。

化学的根拠に基づかない今の状況は本当に異常といえる。

これは日本だけではなく世界中の傾向であり、驚きでもある。

なぜなんだろう?

まさか、感染症でなくなった遺体がゾンビに生まれ変わるとでもいうのか。

前述の映画は、感染症の死亡者はゾンビ化している。

もちろんゾンビ化しないことはわかってはいるのだと思うが、

未知のウイルスという怖さが忌避につながっているのだろう。

 

コロナウイルスは、呼吸器感染症です。

死亡後、呼吸はとまり、新たなウイルスを排出しない。

表面をアルコール等で清拭すればウイルスは除去できる。

念のため、納体袋や棺に納めれば通常のご遺体と何ら変わらない。

まして火葬に生き延びるウイルスではない。

 

確かに今は人が集まることは禁止されているが、

気をつけて人との間隔を保つことができればお別れは可能です!

これは、通常の葬儀にもいえること。

冷静に考え、人として後悔がのこる別れとならないよう、

次の波までに対応を考えてほしいと思う。

 

弔いにかかわる方たちもプロとしての知恵を示してほしい。