季節は晩秋、木々の紅葉も深まりをみせています。
来週の3連休は最後の見ごろとなるのでしょうね。
今年の紅葉は遠出をせずに、近くの公園の木々や街路樹を散策したいと思っています。
現状のコロナ禍、感染対策は個人の考えにゆだねられていますので。
大阪市をはじめ、全国的に感染拡大状況にあるCORONAウイルスに、
政府や行政は、会食は静かにとかマスクを着用しながらとか、
感染が抑えられるかどうかは、国民の生活態度にかかっているとか注意を促す発言を繰り返すばかり。
しかし、GOTOトラベルを中止することはなく、継続とのこと。
旅行に行く行かないは個人の選択だからと突き放した発言!
新聞をはじめとするマスメディアでは連日コロナ罹患者が増えているから大変だと報道しているが、
一方で、旅の広告が1面を使って掲載されていたり、
郊外の紅葉の様子や面白居酒屋など、利用を促す内容の番組もあったりする。
片方で自粛、片方で行楽、
いったい私たちはどちらを選択すべきなんでしょうね。
そもそもコロナウイルスは人と人との接触で感染が広がるもので、
人の往来が活発になれば、感染状況も活性化してくるのは素人にもわかること。
歴史上でも繰り返しパンデミックはそのような状況で引き起こされてきた。
スペイン風邪の大流行は、究極の人の往来である第1次大戦で世界中に広がった。
今は大戦ではなく、交通網が世界隅々まで行き渡り、あっという間に感染は拡大する。
国内でも人との密な状態の都市部で感染が収まらず、
そして人の行き来によって地方に広がっていく。
この状況は当たり前の帰結。
では、どうして感染を抑えるのか?
この答えをトップは示してくれない。
要するに個人任せにしたわけであり、自己責任というわけです。
旅行も責任は個人任せにするなら、
煽り立てるようなGOTOキャンペンーンでの後押しはするべきでない。
GOTOは諸刃の刃(本当は剣だけど)です。
国が後押しし無理やり今旅行しろというのはどうでしょうか。
行きたい人は自己責任でいくでしょうし、
お得だから行くひとは、もう少し待ってもらっても良かったのではないでしょうか。
実際これは公平な施策ではなく、もうかるところは限られているらしい。
また、看護や介護を始めとするエッセンシャルワーカーといわれる人たちは、
罹患すると大変だからそもそもいけない!
周りに迷惑をかけてしまう。
そのストレスは大きい。
かくいう私も行かない。
やっぱり代わりがいないから。
ヨーロッパではあのスウェーデンでさえ、クリスマスシーズンを迎え、
人との往来を制限する。
ヨーロッパのほかの国々ではもちろん外出制限が発令されている。
アメリカも今後往来制限が強化されていくだろう。
さて、日本はどういう施策をとるのだろう。
諸刃の刃を続けるのだろうか・・・