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「疫病と人類」一気に読めました

今日も引き続き寒いらしい。

2月なかば、寒いのは当たり前だけれど、

今年の冬の特徴ともいえる日本海側の大雪、この半端ではない積雪は、

夏場のゲリラ雷雨、線状降雨帯ならぬ、ゲリラ降雪、線状降雪帯といえるのでしょうか。

夏が暑いときは、厳冬や大雪になるといわれてはいるものの、

程度を越えた気象被害が、年々大きくなってくるような気がします。

自然との共生は本当に難しい。

様々な技術革新が進めども、気象のコントロールはできそうにない。

いまだ安倍晴明の陰陽に頼るしかないないのかも。

 

ただ自然をないがしろにするしっぺ返しもありそうだ。

自然破壊がすぎると、その反動からか、自然災害も大きくなってくる。

オゾン層の破壊から、海水温が高くなり、異常気象の要因になっている。

 

共生をめざすならば、私たち自身の生き方から問われるべきで、

無理な開発による森林伐採で動物たちの生活圏を奪い、

私たちとの境界線もあいまいになってきた。

宿主たる動物との距離が縮まれば、感染症を引き起こすウイルスや細菌との距離も縮まり、

宿主の移動、交換が起きやすくなる。

世界は今、ココにある。

 

さて、現在世界を席巻している新型コロナウイルスとは共生できるのか?

波を繰り返しながら、いつかは弱毒化し共生できるときはくるのだろう。

そのためのワクチン接種もはじまっている。

しかし、たとえこのコロナが克服できたとしても、

今の地球規模の危機ともいえる自然破壊が続けば、

おそらく自然災害も大きくなり、新たなウイルスも誕生するだろう。

まさに私たちはどう生きるのかを考えるチャンスが今かもしれない。

 

そんなことを考えるきっかけとなる一冊として、

「疫病と人類」がおすすめです。

筆者はあの山本太郎と同姓同名の感染学がご専門の山本太郎氏です。

コロナ関連本にたくさん触れてはいるものの、

退屈であったり、難しかったり、わかっていることの羅列でしかない内容であったり・・・

その中で、退屈させず、興味を持ち続けることができる内容でした。

私のお気に入りコーナー入りです。