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敗戦記念日に想う

台風はどうやら過ぎ去ったようで、

関西地方ではほとんど影響もなく、今日も暑い日が続きます。

ここ最近、気象不順が大きく、私たちの住むところは好天続きですが

地域によっては線状降水帯が発生し、被害が出ているところもあるようです。

細長い日本列島ですので、致し方ないとはいえ、

やはり世界全体で、おかしくなってきているそんな気がします。

 

今日はお盆の最中ですが、宗教にうとい我が家では特段何もしません。

もともと私の育った環境がやはり宗教行事にうとく、その影響もあるのでしょうね。

なので、日々手を合わせ、故人を思い出すことが供養なのではと私なりに思っているので、

今年のお盆も特段変わりのない毎日です。

 

さてお盆中にもう一つの行事があります。

終戦(敗戦)記念日で、戦没者祈念式典が毎年行われています。

今回ふと気が付いたのですが、ちょうどお盆中に敗戦記念日があるとは、

不思議なめぐりあわせですねぇ・・・

8月6日に広島に原爆が投下され、

8月8日にはソ連が日本に対し戦線布告、

そして8月9日には長崎にも原爆が投下されました。

その前後にも、日本本土が爆撃を受け、焼け野原が広がりました。

8月14日には7月26日に発せられたポツダム宣言を受諾し、

8月15日、天皇の玉音放送により敗戦が確定しました。

沢山の命の犠牲があって、敗戦したのです。

戦争従事者はもとより、一般市民の命も本当にたくさん失われたわけで、

お盆中日に敗戦が決定したことに不思議なめぐりあわせを感じます。

今更あのときこうしていたら、と思われるできごとの積み重ねがあったことと思います。

私自身、戦時中のことを祖父や両親にしっかりと聞いていなかったことを後悔しています。

子どもたちに伝える知識がないのです。

色々と興味をもって生きてこなかったことを残念に思うこの頃です。

今、晩期にあたり死に関わる仕事をしていますが、

いろいろ無知な点もおおいに気づかされています。

せめて、できることだけは全うしていかねばと思うこの頃です。

 

私たちに命をつないでくれた先祖の御霊を想う敗戦記念日です。