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かがやく変化、ブドウの異変

どうやら大型の台風11号は、私たちの住む関西地方には大きな影響もなく、

日本海を北上し抜けていったようで、一安心。

今年は台風の当たり年の恐れもあって、

台風の卵といえる熱帯低気圧の発生が、多くなる可能性もあるとか。

9月の予想気温も、平年よりは高くなりそうだとのことで、

まだまだ涼風が感じられる過ごしやすい秋の到来は遅くなりそうです。

 

ところで、実りの秋の1つ、マスカット種のブドウの変化にはびっくりです。

2,3年前市場で初めて登場したシャインマスカットですが、

今ではマスカット種のほぼすべてといっていいほどシャインマスカットに置き換わり、

昔のアレキサンドリアを見かけなくなりました。

マスカット種は薄緑色の果肉が特徴の、ちょっと高級感のあるブドウで、

種があり、皮と種を除き食べます。

皮をむくのがちょっと邪魔くさく感じるのですが、さわやかな甘さは魅力です。

濃い紫色のピオーネや巨峰は種無しが多く出回っており、

甘さも強く、市場の占める面積も多くなっていました。

そんなブドウ事情のなかで、発売されたシャインマスカットは、

種無しで皮も食べられる画期的なブドウで、

糖度も高く、画期的な改革を遂げました。

ただ少々お高く、高価なフルーツでした。

ブドウ農家にとっても魅力のある主であったようで、

おそらく植え替えが進められたのでしょう、

今年はスーパーでも、ちょっと高めのシャインマスカットが多く並ぶようになりました。

食べやすさを追求し、ニーズにこたえたマスカットの変化です。

消費者の好みに合わせた品種改良の好例といえるでしょうね。

何においても、消費者が構成することを忘れず何事にも優先してほしいですね。

 

私も何より、消費者=利用者が喜んでもらえることを優先し、

活動していかなければと思っています。